王子神社(王子権現)北区王子本町
王子神社の創建がいつ頃かは定かでありませんが、社伝によれば元亨2年(1322年)に当地の領主豊島氏が紀州熊野三社より王子大神を迎えて、改めて「若一王子宮」と奉斉し、熊野にならって景観を整えて王子神社となったとされています。
熊野信仰により多くの崇敬を集め、王子の地名の起こりとなり、戦国時代の領主・小田原北条氏や徳川家代々の将軍も社領を安堵し、王子権現の名で江戸名所の1つとして知られていました。
江戸の桜の名所として名高い飛鳥山も、最盛時には王子権現の社領であったということです。
また末社の関神社は百人一首の「これやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬも逢坂の関」で知られる蝉丸公を祀り、全国でも珍しい髭の神社として理容業界の方たちの信仰を集める神社で、関神社境内に毛髪報恩のための毛塚が建立されています。
王子神社には令和元年11月14日に参拝しました。
JR王子駅の北口に出てすぐ、紅葉が始まったような音無親水公園の横を歩いて、階段を登って王子神社に向かいましたが、鳥居と正規の入り口は少し違ったようです。
比較的早い時間に参拝に訪れましたので境内には人影が少なく、ゆっくりと参拝してきました。
参拝後に東京十社の御朱印を頂きましたが、御朱印の初穂料は志で特に定めがないそうです。他の神社の初穂料の多くが300円でしたので、同じく300円を納めさせて頂きました。
王子神社を参拝した後は、東京メトロ南北線に乗り白山神社に向かいました。
御祭神:
伊邪那岐命(いざなぎのみこと)
伊邪那美命(いざなみのみこと)
天照大御神(あまてらすおおみかみ)
速玉之男命(はやたまのおのみこと)
事解之男命(ことさかのおのみこと)
所在:東京都北区王子本町1-1-12
アクセス:JR京浜東北線、東京メトロ南北線 王子駅 徒歩3分
都電荒川線 王子駅前停留場 徒歩5分
社務所受付:9:00 ~ 17:00
御祈願受付:9:30 ~ 16:30









